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Posted by 真昼月みあ
 
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エヴァ小説83 18禁
『いただきます』(庵シンカヲ 18禁)




玄関の鍵が開く音がした。
シンジは洗い物の手を止めて、いそいそと玄関へ向かった。
買い物出掛けていたカヲルが帰って来たのだ。
「おかえりっ!」
「ただいま、シンジ君」
レジ袋を床に下ろしてにっこりと微笑むカヲルに、シンジも笑顔を浮かべる。
「外、暑かったでしょ?ごめんね、僕が買い忘れなんかしたから・・・」
「いいんだよ。ちょうどいい散歩になったから。それに、シンジ君の手作りケーキを食べたいと言い出したのは僕の方だしね」
昨夜の「以前、シンジ君が作ってくれたイチゴのショートケーキが食べたいな・・・」と上目遣いで肩に寄り掛って来たカヲルのオネダリを思い出して、シンジは赤くなった顔を隠したくて俯いた。
そんなシンジの目に、ちょうど屈んでスニーカーを脱いでいたカヲルの細い項が飛び込んでくる。
柔らかな銀髪の間に見え隠れする白い項。
思わず喉が鳴った。
「カヲル君・・・」
「え・・・?」
気付けばカヲルを後ろから抱き締めていた。
吸い寄せられるように項にキスをする。
小さく跳ねるカヲルの体に、堪らなくなって熱い息を吐き出した。
淡白な性質のカヲルだが、その体は性的な刺激に敏感だということをシンジは知っている。
シンジだけが知っている。
「シンジ君・・・」
後ろから見えるカヲルの頬がほんのり染まっていて、震えるくらい綺麗だった。
そこに触れたくて、舌を伸ばして舐めてみる。
甘く感じた。
「カヲル君・・・カヲル君・・・」
夢中で舐め回し、体を捩って捩らせて、唇を合わせた。
みっともないくらい性急なシンジの舌に、カヲルの舌が優しく応えてくれる。
じんっと背中が痺れた。
「カヲル、君・・・ねぇ」
「ん・・・?」
「僕・・・僕、ね・・・ケーキより、先に・・・カヲル君を、食べたい・・・」
荒い息の合間に、欲望を伝える。
自分の口にした恥ずかしい言葉に、さらに興奮が増した。
少し乱暴にカヲルを床に横たえると、シンジはそこに跨ってカヲルを見下ろした。
赤い瞳が潤んでいる。
が、拒絶の色はない。
それでも臆病なシンジはお伺いを立てずにはいられなかった。
「・・・カヲル君・・・いいの?」
カヲルは小さく笑みを浮かべ、頷いた。
「カ、カヲル君・・・!」
体温がカーッと上昇する。
シンジは眩暈を感じながらカヲルのシャツのボタンを外していった。
形の良い鎖骨を食み、優しい匂いを胸一杯に吸い込む。
「カヲル君・・・カヲル君って、いつも良い匂いがするね・・・」
「ん・・・そう、かい・・・?」
ピンク色の胸の飾りを弄りながら聞いたせいか、答えるカヲルは恥ずかしそうにしている。
もっと恥ずかしいことをしてあげたい。
そのためにどうしたらいいか。
シンジは頭をフル回転させ、辺りを見回した。
脇に置いてあるレジ袋の中に卵のパックが見えた。
「そうだ・・・」
「・・・シンジ君?」
シンジの呟きに、カヲルが不思議そうに首を傾げる。
「ね、カヲル君・・・手広げて、上げて・・・万歳してくれる?」
「うん・・・?」
素直に従うカヲルにドキドキしながら、パックから卵を取り出した。
白い首や胸や腹が、無防備に晒されている。
そこに、割った卵の中身をぶちまけた。
「・・・っ!?」
驚いた様子で固まっているカヲルの体に、手の平で卵を塗り広げていく。
卵を何個か追加した。
「ヌルヌルしてて・・・すごい、いやらしく見えるよ・・・」
スベスベだった肌がとろみを帯びて、刺激に震えている。
特にシンジが集中して撫で回した乳首は赤くなって、硬く隆起していた。
「イチゴみたい・・・」
「あっ・・・」
吸い付いて、舐めて、噛む。
「美味しいよ・・・カヲル君・・・」
「ん、っ・・・」
そのまま胸を下り、平らな腹に光る卵を舐め取る。
臍に溜まっているのを啜れば、ズルッと大きな音が鳴った。
「シンジ、君・・・」
肩を掴まれ、シンジは顔を上げた。
困惑顔のカヲルが赤くなって視線を彷徨わせていた。
「カヲル君、恥ずかしいの・・・?」
「・・・・・」
カヲルは是とも否とも答えず、困り果てている。
サディストの心境ってこんな感じなのかな・・・
ゾクゾクしながらシンジはカヲルの脇腹を舐め上げた。
「あっ・・・」
高く、甘い声がカヲルの口から洩れる。
「駄目・・・」
腕を上げさせ腋を舐めると、カヲルは身をくねらせて嫌がった。
「駄目なの?」
「・・・くすぐったい、よ・・・」
「でも、気持ち良くない・・・?」
「・・・・・」
嘘を付けないカヲルが可愛くて、唇にキスをした。
細い腕がシンジの背中に回り、抱き寄せられる。
「気持ち良いよ・・・シンジ君。君に触れられるのは・・・どこでも、全部・・・」
「カヲ、ル・・・君・・・」
「もっと君が欲しいな・・・駄目かい?」
そっとシンジの足の間に、カヲルの指が下りた。
直接的なオネダリに、もともと脆いシンジの理性は粉々に弾け飛んだ。


廊下から寝室へ移動した後もイチャコラし尽くした二人は、汗まみれでベッドに転がっていた。
「ごめんね、カヲル君・・・その、色々と・・・」
シンジは自分の行為を思い出し、消え入りそうになっていた。
あああ、僕はカヲル君になんてことを・・・!!
卵でカヲル君をヌルヌルなんて、今思い出しても鼻血が・・・じゃなくて、なんて大それたことをおおお!!
「カヲル君・・・ごめん、ごめんなさい・・・」
シンジとしてはもう平謝りするしかない。
しかし、カヲルはきょとんとしている。
「なんのことだい?」
「なんのことって・・・それは・・・僕が卵を君に・・・ごにょごにょ」
恥ずかしくてそれ以上は言葉に出来ない。
「ああ、卵のことかい。残念だけれど、シンジ君のケーキ、今日は食べられないね」
「へ・・・ケーキ・・・?」
「でも、卵はまた明日買ってくればいいことだから。気にしないで、シンジ君」
「あ、う、うん・・・ありがとう」
カヲルの天使の微笑みが眩しい。
「それじゃあ、明日の買い出しに備えて僕はもう寝るよ。おやすみ、シンジ君」
「お、おやすみ・・・」
すやすやと安らかに眠るカヲルにタオルを掛けてあげながら、シンジはカヲルのマイペースさに畏敬の念を抱いていた。



おわり



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Posted by 真昼月みあ
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[エヴァンゲリオン 小説

thema:新世紀エヴァンゲリオン - genre:アニメ・コミック


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